黒御影 Black "granites"
"黒御影"と呼ばれる石材の区別は難しい。とくに全体的に黒い石材は、無色鉱物である斜長石が少ないのではなく黒く見えている場合が多い。このため、実体顕微鏡を用いて単純拡大した写真(下1段目)では判断が難しいことがある。偏光顕微鏡観察(最下段の写真)では粒度や組織の違いが明確にわかる。
横=1cm
横=5mm
山西黒短冊状斜長石の粒間に輝石があるインターグラニュラー組織。
横=1cm
横=5mm
ラステンバーグ粒度が揃った斜長石と輝石が絡み合っている。
横=1cm
横=5mm
ベルファーストラステンバーグと似ているが、輝石が多め。
横=1cm
横=5mm
ジンバブエ長さ1-2mmの輝石が、大きな斜長石にポイキリティックに含まれる。